クスカ 裂き織りを駆使したスニーカー

2017/10/11 04:20 更新


 手織り服飾雑貨メーカーのクスカ(京都府与謝野町、楠泰彦社長)は、ハンドメイド雑貨「KUSKA」で、伝統技法の裂き織りを駆使したスニーカーを発売した。生地から縫製、仕上げまで国内職人の手仕事にこだわった。

 裂き織りは江戸時代中期から続く技法で、着られなくなったきものや洋服をほどいて布に戻し、幅1センチ程度に裂いて緯糸に入れた織物。同社は裂き織り用に広幅の手織り機を独自開発し、熟練職人が織り上げた。1日に織れる長さは50センチ程度で、スニーカー5足分にあたる量。

 スニーカーは、ゴム底と靴本体を接着して硫黄を加えた釜で熱と圧力をかけるバルカナイズ製法を採用。スニーカーメーカーのスピングルカンパニー(広島県府中市)の工場で仕上げた。男女共用で、履きやすいスリッポンタイプ。カラーは丹後の海をイメージした鮮やかな「丹後ブルー」とブラック、ネイビーがある。サイズは1センチ刻みで23~27センチ、税込み4万9680円。自社サイトと京都・烏丸三条の直営店で販売する。

国内職人の手仕事にこだわって仕上げた



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