《トップインタビュー2024》クラレ社長 川原仁氏 中計の三つの挑戦が進展

2024/01/16 12:00 更新有料会員限定


川原仁氏

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年後半の回復に期待

 ――23年を振り返って。

 中期経営計画初年度の22年が良く、23年も前半は需要堅調で価格改定も進みました。残念ながら第3四半期(7~9月)以降、欧米の金利上昇による先行き懸念から買い控えが顕著になり、中国も年初から低迷しています。

 今年については、前半は昨年下期からの流れで需要停滞が続くと見ています。一方で7月以降は需要回復による販売増に期待したい。中計を5カ年で策定していますが、1年先どころか半年先も見通せない環境です。計画に基づきつつ、機敏に変化に対応することが肝要と考えています。

 ――中計で掲げた課題の進捗(しんちょく)は。

 三つの挑戦として、①機会としてのサステイナビリティー(持続可能性)②ネットワーキングから始めるイノベーション③人と組織のトランスフォーメーション――を設定しています。

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