新たな客呼び込むキーワード、Kカルチャー 都心商業施設で導入活発

2023/12/08 08:00 更新有料会員限定


渋谷パルコが10月に開いた「マーティンキム」の期間限定店には連日多くの客が訪れた

 都心の商業施設で韓国の注目度が高まっている。ファッションにひもづくカルチャー全てが対象だ。狙いは客との接点作りで、施設の活性化に期待する。

(関麻生衣)

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3層のピラミッド

 Kファッションが日本で支持され始めたのは、18~19年ごろ。韓国アイドルの影響が大きかったのは言うまでもない。90年代に確立されたK-POPは、韓国政府主導で発展した。SNSを通じ、韓国の音楽やダンスパフォーマンスが世界で広がり、ファンの交流が促され、産業や国境を越えて浸透した。

 10年代以降、韓国アイドルはハイブランドとの協業やアンバサダー就任を増やし、洗練されたファッションでも一目置かれる存在となった。SNSで情報収集する若者にとって、デジタル上で発信される韓国アイドルのスタイルは憧れの対象となり、Kカルチャーがトレンドの源泉になった。

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