渋谷らしい内観に。入り口付近では期間限定コーナーも設け来店を促す（1階）
コメ兵は11月17日、「コメ兵渋谷店」を、東京・渋谷にオープンする。渋谷ゼロゲートの1～4階を使った店舗面積は733平方メートルで、最初の1年で25億円の売り上げを目指す。渋谷という立地に合わせた店作りで若い客を掘り起こすなど客層を広げる。インバウンド（訪日外国人）客の来店にも期待している。
17年に渋谷店を閉店して以来の再出店。1階から3階が売り場で、各階でコンセプトを分けた。標準店と異なるのがカテゴリーを横断する見せ方で、貴金属からシューズ、アパレルまでをミックス。値段で区切っていないため、買いやすい価格の物も多い。4階が買い取りとEC経由の試着や受け取り機能で、初となる明るいオープンカウンターにした。
数千円から1億円まで品揃えの幅は広い。バックヤードにある6500点を出し入れしながら、来店客に合ったMDを探る。利用頻度を高めるためにバッグやアパレルを多く揃えた。石原卓児社長は、「国籍や老若問わず幅広い消費者にリユース品に触れてもらいたい」と話している。インバウンド客が半数程度占めると見ている。全社では現状12％ほど。
