約20年ぶりに全館改装した神戸阪急 購買客の若返り進む

2024/06/05 12:30 更新会員限定


「家ナカのおもてなし」をシーン提案する4階「グレイスフルテーブル」は幅広い需要を獲得している

 JR三ノ宮新駅ビルの開発など、三宮周辺地区の「再整備基本構想」にもとづく複数の再開発が動き出している。19年10月にそごう神戸店から屋号を変更した神戸阪急。再開発に先立ち、そごう時代を含めて、約20年ぶりの全館改装に22年春から着手し、約1年半をかけて、段階的に進めてきた。一部フロアの完成が24年春にずれ込んだものの、23年秋に全館改装オープンした。全館売上高は前年比2ケタ増収を1年以上続けており、手応えを感じている。

 全館改装は、都市型百貨店としての高感度ブランドの強化と、地域顧客に向けた独自のライフスタイル提案をした売り場の構築が主な狙い。

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14の自主編集売り場

 新館1階に「セリーヌ」「ロエベ」「ボッテガ・ヴェネタ」などの路面型の店舗を新設し、本館1、2階もラグジュアリーブランドを強化した。新館1~3階には多数の高感度ブランドを集積した「阪急モード神戸」を構築した。

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