鹿島建設は、札幌市中央区南1条西4丁目で開発を進めている「札幌4丁目プロジェクト新築計画」（仮称）の商業施設名称を「4PLA」（4プラ）、ビルの名称を「札幌4丁目プレイス」に決めた。開発地は旧「4pla」の愛称で親しまれてきたファッションビル「4丁目プラザ」の跡地で、長きにわたりカルチャーの発信地として若者文化を育み、札幌大通地区のランドマークとして利用されてきた。新施設は25年春に開業する。
札幌4丁目プレイスは、地下鉄大通駅、札幌市電西4丁目駅や大通公園に近く、多くの人が往来する4丁目十字街に面した場所。地下1階から地上3階が商業施設、地上4階から13階がオフィスの複合ビルとなる。1階と3階に誰でも気軽に利用できる共用空間「まちのリビング」を設ける。
商業施設は、地下1階が飲食フロア。さっぽろ地下街ポールタウンと直結する天井高5.5メートルの空間に、大通エリアの新たな顔となるような個性豊かな7店で構成する「ODORiBA（オドリバ）大通バル」を設ける。フロア内の壁一面に、旧4plaの内装材をアップサイクルしたアートを掲示する。
1階は物販フロアとまちのリビング。ビルの顔となる物販店舗が4丁目十字街に面して並ぶ。1階のまちのリビング「4プラスポット」は、札幌市電西4丁目駅の正面に位置し、カフェスタンドが隣接した空間で、市電を待つ人や待ち合わせをする人など誰でも自由に利用できる。
2、3階は、物販や飲食店の出店を予定。特に3階は、壁面・天井の植栽や床一面の人工芝、アート作品、道産の木材から製作した什器などに囲われた、リラックスできるスペース、まちのリビング「4プラパーク」になる。パーク内にはコンテナ店舗を設けて、市民・来街者・ワーカーなどがふらっと立ち寄り、思い思いに過ごせる空間となる。さらに外周部は、屋外テラスになっており、利用者に多様な居場所を提供する。
