ジュンは、東京・南青山のコレッツィオーネ2階に、「ビオトープ」のオリジナルライン「ヨービオトープ」の初の旗艦店をオープンした。コレクションのフルラインと同店限定商品を揃え、「ブランドの世界を表現した空間や余白、素材感などを体感し楽しんでほしい」(曽根英理菜ディレクター)としている。
(古川伸広)
ヨービオトープは21年春夏からインナーを中心にスタートし、23年春夏からドレスやボトムなどのセットアップや日常にも着用できるアイテムを拡充、今秋冬物からはダウンなどアウターも揃えている。「肌に優しい天然素材を使い、柔らかさ、女性らしい透明感のあるミックスコーディネートのバランス感」を重視したアイテムを提案している。
ヨービオトープはこれまで、ビオトープの東京・白金台、大阪、福岡のショップ、ECで販売していた。初の旗艦店は売り場面積98平方メートル。安藤忠雄氏が設計した施設やブランドのイメージを生かしたコンクリート打ちっ放しや白を基調とした空間を生かし、商品は一つの壁面だけに並べ、それ以外は奥のクローゼットや中央の什器の引き出しに収めている。
ニットのドレスやセットアップ、ランジェリー、別注など約60型に加え、曽根さんが仕入れた国内外のアイテムを揃える。また、同店限定として人気のベージュのタイトスカート、21年秋冬から23年秋冬のシーズンビジュアルフォトのプリントTシャツを販売する。曽根さんは「(ヨービオトープは)立ち上げからお客様の反響が大きく、企画の原動力になっている。さらにニーズを聞き、喜んで、楽しんでもらえるアイテムを提案していきたい」としている。