ジュンのメンズセレクトショップ「アダム・エ・ロペ・オム」が「大人化」で成果を上げている。オリジナル商品の高品質化をはじめ、異業種とのタッグを含めた期間限定店で高感度な大人男性の支持を拡大。ウィメンズのイメージが強い「アダム・エ・ロペ」に新風を吹き込んでいる。25年9月期の売り上げは前期比17%増、10月は前年同月比45%増だった。
(松本寧音)
【関連記事】ジュン、次世代の基盤強化に重点 改めて「働く意味」問う
オムは90年、ウィメンズのファムとともにスタート。当時は珍しかったセレクトショップの業態で、佐々木進社長が入社して最初に立ち上げたものだ。
販売は順調だったが、段々と「顧客の期待に応えることが第一で、オリジナルがマーケットインの物作りになっていた」と國和圭男ブランドイノベーション事業本部アダム・エ・ロペマーチャンダイザー。24年春夏からデザインスタジオ「アーカイブ&スタイル」の坂田真彦代表をディレクターに迎え、デザイン以上に素材とディテールを重視する物作りへシフトした。
