【記者の目】ハードルが上がる商業施設の建て替え 限られる物販面積の提供

2025/02/17 13:00 更新有料会員限定


着工したイオンタウン東浦和

 老朽化や商環境の変化で、刷新が求められる商業施設が増えている。業態転換などが広がっているが、建て替えは新施設開発が建築費の高騰で難しくなっているのと同様に投資と回収の課題が重くなっている。それでも可能なのは人口などの市場性が恵まれるといったところに限られる。中心市街地では高層化、複合化で商業以外を追求する動きが一般的でファッションなどは圧縮されている。

人口に恵まれ判断

 イオンタウンは1月、JR武蔵野線・東浦和駅前で26年春の開業を目指し「イオンタウン東浦和」に着工した。郊外のNSC(近隣型ショッピングセンター)を主なフォーマットにしている同社にとって、駅前立地で4階建てはこの間、新たに踏み出した領域。22年に閉鎖した「伊勢丹アイ・プラザ東浦和」の跡地を再開発するにあたって、22年末に開業した「イオンタウン旗の台」に続いて持ち込むことにした。

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