【記者の目】専門商社、この10年の営業利益推移 蝶理と帝人は100億円台に

2023/10/02 15:00 更新有料会員限定


三共生興は昨年、仏「レオナール」を買収。10月に東京・表参道に旗艦店を開くなど、「ダックス」とともに世界戦略を進める

 事業環境が目まぐるしく変わる中でも、中・長期で成長している企業や安定して利益を出している企業はどこか。上場する専門商社を中心に、繊維事業を手掛ける商社のこの10年の営業利益の推移を調べた。

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変わるステージ

 群を抜いて伸びているのが蝶理。10年前は50億円台だった連結営業利益は16年度以降着実に伸ばし、22年度(23年3月期)は126億円と100億円を突破した。今期は142億円を見込む。繊維事業は30億円台だった営業利益を19年度40億円台に乗せ、前期は55億円に引き上げた。再生ポリエステル「エコブルー」など環境配慮商材の拡大に加え、テコ入れしてきた製品事業の利益が大きく伸びている。

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