【素材から考えるウィズコロナ時代の服作り】JFW-JC、PTJ21年秋冬から

2020/12/01 06:27 更新有料会員限定


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 繊維総合見本市のJFWジャパン・クリエーション(JFW-JC)2021、テキスタイルビジネス商談会のプレミアム・テキスタイル・ジャパン(PTJ)21年秋冬がこのほど、東京国際フォーラムで開かれた。出展者は全国のテキスタイルメーカー、染色整理工場、コンバーターなどと一部海外企業の約300社。コロナ禍で変わる価値観や消費行動、新しい生活様式への対応が焦点になった。今回は、サステイナブル(持続可能性)を切り口にした提案が盛り上がった。同展では4年前からサステイナブルへの機運が高まり、各社で原料も製造方法も開発が進み、素材のバリエーションが広がっている。環境に優しいからといって昔のようにナチュラル一辺倒にならず、ブランドのテイストに合わせて色柄も質感も柔軟に表現できる。家で過ごす時間が増えたことを受け、着心地や実用性に関わる機能を備えた素材も多い。テキスタイル企業ではまだ、足元のビジネスへの効果は限定的だが、本格普及をにらんだ準備を整えている。

エコ素材を華やかに

■青文テキスタイル

 サステイナブルを意識し、経糸に再生セルロース繊維のキュプラやレーヨンを使った生地開発に挑戦。得意のジャカード織りで、メンズにも向くカジュアルな顔に仕上げた。同じ米沢産地の染色整理工場と組み、防しわ機能や伸縮性もプラス。

青文テキスタイル

■東播染工

 オーガニックコットンの茶綿と緑綿の天然の色合いを生かし、オンブレーチェックを無染色で表現した。サステイナビリティーのほか、見た目も好評だった。

東播染工

■リリーレースインターナショナル

 オーガニックコットンやリサイクルポリエステルなどを用いたラッセルレースを拡充。全面プリーツ加工、フロッキー加工といった2次加工を重ね、華やかさを増した。

リリーレースインターナショナル

■サンコロナ小田

 リサイクルポリエステル100%のオーガンディのストック販売をスタート。30色を在庫し、少量から注文できる。リサイクルポリエステルは、東レの「&+」(アンドプラス)。白度が高く、トレーサビリティー(履歴管理)も確立できる点で選んだという。

サンコロナ小田

高機能なリサイクル合繊

■丸佐

 繊維くずを再紡績したリサイクルナイロンと難燃性の高いモダクリルを独自に組み合わせた。ハイスペックをカジュアルに落とし込み、アウトドア向けに仕掛ける。

丸佐

■羽田

 レーヨン・ポリエステル複合撚糸「ヴィルーツ」のリサイクル原料版を新開発。消臭や調湿などの機能がある珪藻土(けいそうど)を練り込んだポリエステル糸を緯糸に打ち、二重織りにした。後加工でしわを付け、ナチュラルな風合い。

羽田

■いずみ染工

 植物由来で、生分解性のあるPLA(ポリ乳酸)繊維での物作りに、産地を上げて取り組んでいる。従来のPLA繊維より耐熱性や強度に優れた原料を使い、染色条件も最適化。繊維の柔軟性が生きた柔らかい風合いに、弱酸性や抗菌防臭、防炎といった様々な機能を併せ持つ。見附のニットメーカーと連携し、紡績から製品まで新潟県内で一貫したセーターを展示した。

いずみ染工

体にも地球にも優しく

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