セレクトショップのアクセ(広島県尾道市)が旗振り役となり、地場のデニム産地と組んだ生地・製品ブランド「ジャパンデニム」が、デビュー1年で成果を得ている。2月にイタリアで開かれたテキスタイル展ミラノウニカ(MU)では「そうそうたるラグジュアリーブランドの担当者が来場」(高垣道夫専務)し、商談数は目標の100件を大幅に超える170件。日本デニムへの注目の高さやジェトロ(日本貿易振興機構)の後押しなどが来場を促し、入念に準備した会場対応が実った。次回はSDGs(持続可能な開発目標)を掲げてさらに差異化し、ジャパンデニムの一段の普及を狙う。新型コロナウイルス感染が深刻な欧州だが、「今のところ商談中止などの影響はない」という。
(永松浩介)
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