パーティー需要の復活もあり、光沢、意匠素材への関心は春夏から続いている。
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エイガールズは、雪に光が反射する様子をイメージしたラメ混素材や、冬の光をイメージしたトリアセテート使いなどの反応が良かった。ファンシー糸使いもサステイナブル(持続可能な)を意識し、ラメ入りのナイロンファーは、ラメ糸にリサイクルフィルムを用いたものを採用した。
スタイレム瀧定大阪は、プルミーエル・ヴィジョン(PV)パリ、ミラノウニカ(MU)ともに出展した。PVパリでの1番人気は、緯糸にラメを入れたデニム。昔ながらのオパール、グリッター加工で柄を重ねた綿モールスキンなど、全体的に華やかな素材に引き合いがあった。一方、MUでは、ウールナイロン交織や、経糸にシルク、緯糸にウールを用いた交織など、経糸と緯糸で糸の太さを変えることによる表現の面白さに魅力を感じた顧客が多く、近江晒(さらし)の中肉タイプも欧州に無い表情として人気だった。
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