欧州生地メーカーはウールや獣毛混など、原料にこだわった、より高級なテキスタイルの打ち出しが見られた。日本のウールや差別化デニムへの関心も高まっている。
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瀧定名古屋は尾州のウールにフォーカスし、原料手配からの一貫した物作りをアピールした。クラフト感のある流し染めのウールモヘヤやボンディング加工したウールなど、日本の技術を前面に出した。タキヒヨーもウールを多く提案し、90年代に多く見られたようなコンパクトな目の詰まった強撚高密度中肉ギャバジンが良かった。


ウールのジャージーに引き合いがあったのはヤギ。スムース、ハイゲージ、裏毛などのピックアップが多く、「円安で割安感があるのか、値段的に高いとは言われなかった」という。
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