1月の訪日外国人客数 春節休暇の月ずれるも9.0%増

2018/02/21 17:05 更新


 日本政府観光局によると、18年1月の訪日外国人客数は前年同月比9.0%増の250万2000人で1月として過去最高を記録した。航空路線の新規就航や増便、クルーズ船の需要の増加によって、堅調に推移した。昨年は1月末だった春節(中華圏の旧正月)休暇が今年は2月にずれたため伸び率は1ケタ台にとどまった。

【関連記事】17年の訪日外国人客数 2869万人突破で過去最高更新

 韓国とオーストラリアが単月として過去最高を記録したほか、13の国・地域が1月としての過去最高を更新した。28.5%増の80万人だった韓国は、外国旅行需要全体が高まっており、格安航空会社(LCC)を中心とした日本の地方への新規就航や増便も後押しした。中国は0.3%増の63万人。クルーズ船の需要の好調やビザ発給要件緩和によって個人旅行客(FIT)が増加しているが、春節休暇の月ズレで伸びは限定的。台湾は0.1%減の35万人、香港は13.5%減の16万人だった。




この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事