Jクオリティー・ファクトリーブランド・プロジェクト、海外販路開拓へ 伊ピッティ・ウオモに継続出展

2023/11/30 06:28 更新


前回出展のピッティブース

 日本アパレル・ファッション産業協会(JAFIC)は、「J∞QUALITY(Jクオリティー)ファクトリーブランド」プロジェクトで、伊フィレンツェのメンズ見本市ピッティ・イマージネ・ウオモに継続出展(有志企業での出展含む)する。3回目となり、ピッティの後にフランス・パリのショールームでも商談会を開き、日本の工場による本格的な海外販路開拓を後押しする。

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 今回からユナイテッドアローズ上級顧問の栗野宏文氏を総合アドバイザーに迎え、「ユーゲン」を手掛ける小山雅人氏を商品企画ディレクターに起用した。参加する国内工場12社が生産する。布帛からニット、カットソーアイテムまで各社の強みを生かしながら統一したイメージで日本の技術を結集させた商品を世界に発信する。

 新規は5社。縫製は伊東メリヤス工業、サンエース、ナカノアパレル。染色が内田染工場、山陽染工。継続参加が大河内メリヤス、サンテイ、サンライン、第一ニットマーケティング、マルチョウ、丸和ニット、宮田毛織工業だ。

 ピッティ・ウオモの開催は来年1月9~12日。来場者の往来の多い中央の好立地に出展ブース(97平方メートル)を設ける。これまでも海外から日本の技術への評価は高く、サンプル作製の依頼などがあったものの、ブランドとしての本格的な受注には至っていない。そのため、イタリアからパリに移動して商談の場を設け、海外企業との取引につなげるのが目的だ。

 東京でも3月中旬に国内向け展示会を開く予定。



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