伊藤忠商事はラブラ(東京、山本宏規社長)との間でカジュアルウェア「ラブラ」のマスターライセンス契約を結んだ。対象は日本市場でのアパレル、服飾雑貨、寝装・寝具、ペット用品で、18年4月からカイタックファミリーを通じて販売する。売上高(小売りベース)目標は3年後に20億円。
【関連記事】伊藤忠商事の「脱・スーツデー」、今度はトップスで
ラブラは、93年に誕生した日本発ブランド。ラブラドールレトリバーの後ろ姿をモチーフにしたロゴが特徴で、レディス、メンズと一部キッズもあり、20~40代の女性の間で認知度が高い。カイタックファミリーが扱うのは、Tシャツ(中心価格帯980~1900円)、ポロシャツ・トレーナー(1500~1900円)、パーカ(1900~2900円)、パンツ・スカート(980~1900円)、パジャマ(1900~2900円)のほか靴、かばんなど。
伊藤忠は、大手GMS(総合小売業)や通販、専門店などを主要販路とする方針で、雑貨も充実する。「ライフスタイルブランドとしての認知度の向上とビジネス拡大が可能」と見て、カイタックファミリーが来春から販売するアパレル、肌着、靴、かばん、帽子に加え、ペット用品、寝装・寝具、インテリア、靴下についてもサブライセンシーを拡充する。国内市場での拡販だけでなく、アジアでの販売も視野に入れている。