伊藤忠商事は、フルーツオブザルーム(米国ケンタッキー州)が持つ米国アパレル・アンダーウェア「フルーツオブザルーム」の、日本を含むアジアでのマスターライセンス権を取得した。5年後には日本とアジアで各100億円、計200億円(小売りベース)の売り上げを目指す。
まずは日本市場でセレクトショップやアパレル専門店など幅広い販路で販売する。これまではジャパン社であるFTLジャパンを通じて雑貨製造卸のギャレットが販売してきた。今後はFTLジャパンが伊藤忠のサブライセンシーとなり、協業。ギャレットを含め、販路、市場を広げる。
アジアでは香港を含めた中国、韓国、台湾市場を優先し、その後それ以外に広げる。各国でパートナー企業と組み、広げる構想。
フルーツオブザルームは米国最大のアンダーウェアメーカーで世界20カ国に約2万人の従業員を抱える。約60カ国で販売されているが、大半が米国。伊藤忠は、「米国では知らない人がいないほど知名度が高く、ジャンル、年齢、性別問わず幅広い層を対象にできるブランド。わが社が関わることで市場をもっと広げることができる」とアジアでのマスターライセンス権を取得することにした。