国際毛皮連盟がリリース 「フェイクファーから撤退を」 

2018/07/23 06:28 更新


 国際毛皮連盟(拠点はロンドン)は「サステイナビリティー研究は語る―ファッションはフェイクファーから撤退する必要がある」と題したプレスリリースを日本毛皮協会を通じて発表した。概要は以下の通り。

 動物権利団体によって広く宣伝され、人気になっているフェイクファーは、ファッション業界のサステイナビリティー(持続可能性)の信頼性にダメージを与えかねない。それはまったく生分解しないからである。

 世界経済フォーラムの発表によると、世界の繊維産業は石油に次いで2番目に大きな環境汚染者である。米国では毎年1110万トンの製品が埋め立て投棄されている。ファッションブランドや小売業者はフェイクファーの衣類を販売することで、さらに環境にダメージをもたらす。

 ゴミの生分解や堆肥(たいひ)化の専門企業であるベルギーのオーガニック・ウェスト・システム(OWS)は、密封埋め立ての状況下でリアルファーとプラスチックファーがどのように分解するかテストした。それによるとリアルファーは、微生物が毛皮内部の炭素を吸収すると数日のうちに分解しはじめ、迅速に生分解した。フェイクファーは生分解の気配がなかった。合成ファッション素材は、最後には微細な破片となることが知られている。プラスチック汚染の源である。

 国際毛皮連盟のマーク・オーテンCEO(最高経営責任者)は、次のように述べている。「フェイクファーはプラスチックが形を変えたもの。天然毛皮の代替とされてきたが、実際は環境を汚染している。動物の保護という倫理は、動物が生息するエコシステムが破壊されるのなら意味がない。ファッションブランドがサステイナビリティーを心配するのなら、フェイクファーは何十年、もしかしたら何百年も残留することを理解すべきだ」


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