ファッションワールド東京(RXジャパン主催)に、インナー・レッグウェア企業が多数出展した。コロナ禍で思うように進まなかった既存ブランドのブラッシュアップ、新規販路の開拓などを目指し、各社が多彩な商品を紹介した。
(山田太志)
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イーゲート(福井県)は、自社ブランドとして力を入れている「丸福ガーゼ」を提案した。包帯で培った安心・安全性に加え、「日本で3台」という希少な編み機を活用し、縫製までの「メイド・イン・福井」をアピールした。インナーを主に、レディス、メンズ、子供へアイテムを増やしている。定番ボクサーブリーフで税込み2860円など。
同展では素材バリエーションの進化を見せた。オーガニックコットン・モダール混の無染色商品のほか、遠赤外線素材「光電子」、免疫機能の維持をサポートする「キュアフィーロ」、保湿機能を持つ「フレシール」など、特徴のある素材と丸福ガーゼを組み合わせた協業商品を提案した。
ナイガイはスウェーデンの靴下ブランド「ハッピーソックス」を展示した。定番品から『スターウォーズ』との協業品まで、幅広いアイテムや価格帯をカラフルに揃え、来場者の目を引いた。ハッピーソックスはEC、直営店ともに好調で、直近では前年比40%増ペースの伸びという。原宿竹下通り店は7割近くをインバウンド(訪日外国人)が占めるなど特に好調で、「これからもう一段期待できるインバウンドを追い風に、卸販売を伸ばしていきたい」という。併設ブースで、仕入れ・卸売りのオンラインストア「ナイガイセレクトモール」も紹介した。