インナー・レッグウェア企業が学校での〝出前授業〟を活発化している。企業や商品の紹介、成長期の体の変化などにとどまらず、SDGs(持続可能な開発目標)や、地域と企業の共生など、新しい概念を取り入れた内容も目立つ。
(山田太志)
ワコールは、小学4年生~中学3年生の女子生徒や保護者を対象に下着の正しい知識を伝える「ツボミスクール」を01年から開催し、ワコール社員である専任講師が延べ16万人に授業を行ってきた。教育現場でのジェンダーレスの流れも背景に、小学生の男女を対象とした「男女共催プログラム」を検討。昨年2、3月に地元京都市のノートルダム学院小学校でトライアル開催し、内容の充実を進めてきた。