訪日外国人、7月は232万人 中国以外はコロナ前超え

2023/08/17 17:30 更新


 日本政府観光局によると、7月の訪日外客数は19年同月比22.4%減の232万600人となった。200万人を突破した6月からは12%増だった。日本行きの海外旅行制限措置が続いていた中国を除く総数は19年同月比3.4%増となり、コロナ禍前の実績を上回った。中国は8月10日付で日本行き団体旅行を約3年半ぶりに解禁しており、8月以降はインバウンド(訪日外国人)のさらなる回復が期待される。

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 韓国や米国、カナダで19年同月を超えたことが押し上げ要因になった。国際定期便は夏ダイヤ時点でコロナ前の約6割まで運航便数が回復しており、その後も東アジアを中心に増便・復便が続いている。

 国・地域別では、東アジアは韓国が19年同月比11.6%増の62万6800人、台湾が8.0%減の42万2300人、中国が70.2%減の31万3300人、香港が0.2%減の21万6400人となった。このほか、シンガポール2万5300人(16.5%増)、インドネシア2万8500人(13%増)、フィリピン5万1700人(36.9%増)、ベトナム4万4800人(9.9%増)、豪州3万5600人(2.1%増)、米国19万8800人(26.7%増)、カナダ3万8800人(32.5%増)、メキシコ1万人(15.5%増)、ドイツ1万9100人(2.7%増)、イタリア1万4000人(3.2%増)、中東地域9900人(45.3%増)が19年同月実績を上回った。



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