10月の訪日外国人客数 W杯効果も韓国減少で5.5%減

2019/11/20 17:20 更新


 日本政府観光局によると、10月の訪日外国人客数は前年同月比5.5%減の249万7000人で、2カ月ぶりにマイナスに転じた。前年同月から14万人下回った。

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 韓国からの訪日客が大幅に減速しているのが要因となった。韓国以外は概ね堅調に増加しており、ラグビーワールドカップ2019日本大会の出場国からの訪日客数は8万1000人増えたほか、東南アジアは全市場で前年同月比2ケタの伸びを記録した。

 国・地域別では、英国、ロシアが単月として過去最高を記録したほか、中国、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、フランス、ドイツが10月として過去最高だった。

 韓国は65.5%減の19万7000人だった。9月は58%減、8月は48%減と減少幅は拡大しており、日韓情勢の悪化の影響が広がっている。

 台風19号による航空便の欠航などマイナス要因があったものの、中国は2.1%増の73万1000人、台湾は9%増の41万4000人、香港は6.6%増の18万1000人となり、引き続き訪日需要は高いことを示した。




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