インポートブランドの20年春夏のレディスバッグは、ロゴやモノグラムのトレンドが継続している。ブランドのシグネチャーバッグをこぞって推していて、定番をアップグレードしたモデルも目立つ。
この市場は品質と手が届く価格帯、機能性、ブランド力の三拍子が揃い、仕事バッグとしても幅広い女性に支持されているが、「このブランドだから欲しい」と思ってもらえるようなデザインが今まで以上に求められている。
(関麻生衣)
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◇フルラ
アーチのような曲線美
伊ボローニャのフルラ財団の建物のアーチから着想した。象徴的なのは「アーチロゴ」をクロージャーに用いたポシェットやクロスボディーバッグだ。長年、定番として愛されてきたハンドバッグ「フルラパイパー」もアーチのような弧を描いたフォルムに。新作は幾何学的なデザインが特徴的なトートバッグ「フルラ・リボン」。口の中央をきゅっとリボンのようにクロージャーで抑える形だ。今季は、春らしい柔らかなクリームやレモンイエロー、ピンクを差し色にする。マグノリアのフラワープリントにも注目。
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