イケア・ジャパンは、23年中に購入客向け配送で新たに17台のEV(電気自動車)のトラックを導入する。地域活動「イケアファミリー子ども募金」を「イケアファミリー募金」に改名し支援活動を強める。
EVトラックは、配送協力会社のSGムービングと連携して導入を進めている。既存の2台を含め年内に合計19台を配備する。これにより、購入客向けトラック配送は全国で25%ゼロエミッション化する見込み。すでに自社配送で7台のEV軽自動車を導入、店舗間配送で2台のEVトラックを運用している。同社全体では30年までに温室効果ガス排出量を16年対比50%削減し、50年までにネットゼロを目指している。
イケアファミリー募金は会計時に「イケアファミリーカード」を提示するごとに10円を積み立てている。子供に加え、社会的・経済的に困難な立場の人々を支援することにした。
22年9月~23年8月は、26施設へインテリアデザインから商品設置まで一貫した支援を実施した。このほか、30施設に家具の寄贈、48団体の子ども食堂に食料を提供した。今年度は積立金7259万3600円を拠出して支援に取り組む。