CINEMATIC JOURNEY3「北欧と台湾」(宇佐美浩子)

2016/05/17 11:48 更新


このところファッションにまつわる展覧会が多々開催されています。

前回、当コラムでご紹介したルイ・ヴィトン展を筆頭に、5月22日まで開催中の「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」の公式展覧会の一つ「Coming into Fashion-コンデナスト社のファッション写真でみる100年」。こちらはシャネル・ネクサス・ホールによるものです。

また先日、東京・六本木に大型ショップをオープンしたばかりのポール・スミスも、2013年11月にロンドンのデザイン・ミュージアムでスタートし、ヨーロッパ数都市を巡り、好評を博した待望の巡回展「HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH」が、いよいよ6月4日より京都、そして東京、名古屋へと上陸します!日本限定企画もありますので、ご期待のほど。

 

 
4月8日に開催された本展の記者発表会にて、ユーモアたっぷりにプレゼンするあたりがSir Paul Smithならではのスタイル!

 

 そしてまた現在、日本を巡回中の「マリメッコ展―デザイン、ファブリック、ライフスタイル」。こちらも北欧の人気ファッション・ブランド、マリメッコの世界観を堪能できる、国内初大規模展として注目を集めています。

 

 

 

というわけで、イントロがやや長くなりましたが、そんな「マリメッコが人生のすべてであった」という創業者、アルミ・ラティア(Armi Ratia)にスポットを当てたシネマ『ファブリックの女王』。その日本公開が5月14日より全国順次スタート。創業65周年にあたる今年、日本のマリメッコファンには嬉しいこと続きかも。

 

 

 

ここでいくつか「超私的」本作の魅力ベスト3をご紹介させていただきますと;

 ☑実際にアルミと共に(マリメッコの役員として)仕事をしてきた経験もあるヨールン・ドンネル監督だからこそ知り得た、彼女のエネルギッシュで愛情あふれる真の姿を劇中劇スタイルで描写。

☑それぞれの時代の才能あるデザイナーたちが生み出す「シンプル、タイムレス、ユニセックス」なデザイン。そうしたブランドならではの魅力を、新旧問わず年代をミックスして登場!

☑どんな苦境に立たされた時でも、「Never give up」な精神力が叶えてくれる明るい未来。

 参考までにマリメッコとは?

誕生の地であるフィンランドの言語で「小さなMariのための服」という意味だそうで、よくよくMariというスペルをじっと見つめてみると、創業者Armiの並び替えによるものだと判明!なんとも、粋なネーミングですよね。

 

 
5月14日より ヒューマントラストシネマ有楽町・渋谷ほか全国順次公開。
ⒸBufo Ltd 2015


さてここで「北欧」「65周年」というキーワードから、「CINEMATIC JOURNEY」的プチ情報を少しばかり...

北欧3国(スウェーデン、デンマーク、ノルウェー)のナショナル・キャリアとして知られる「SAS」ことスカンジナビア航空(Scandinavian Airlines System(www.flysas.co.jp)。1946年創立後、その歴史のほとんどを日本とシェアしていることをご存知でしたか?

実は先日、なんと日本就航65周年を迎えたのです。

ちなみに日本への乗り入れを開始したのが1951年4月28日。バンコク路線が東京まで拡大したことにより実現。さらに1957年、他の航空会社に先駆け、俗に北回りと称される北極路線として「コペンハーゲン発アンカレッジ経由東京」路線が開設され、これにより世界初、機体交換無しで「世界一周」が可能になったとのことです。

 ところ変わって、このところ女子人気が高い旅先、台湾へ✈


 

 

“私の人生を変えたUKシネマ!”と言っても過言ではない『小さな恋のメロディ』。コドモながらその映像と音楽に衝撃を受け、今なおそのサントラは折に触れ愛聴している♪

 ちなみに、とある記者会見の席で、別所哲也さんにとっても本作が思い出の1作と語られていた。これを機に、勝手ながら親近感を抱いているワタシでして...

 ともあれその挿入歌が本作のタイトル、かつまたストーリーの軸となる台湾シネマ『若葉のころ』

劇中で印象深く使用されているのは、ビージーズのオリジナルソングに似た、初夏の香りが耳とココロに心地よい風を送ってくれる、台湾の若手ミュージシャンによるカバーだそう。

 

 

  

さて、台北を舞台に17歳の娘、そして17歳の頃の母、それぞれの甘くて切ない初恋の物語。

そのキーワードとなるのは、交通事故で意識不明になった母のPCにあった未送信のままのメール。果たして、どんな結末が待ち受けているのか?!

 ところで、異なる時代に生きる二人のヒロイン(17歳の娘と、17歳頃の母)2役を演じるのは、台湾の若手エース、ルゥルゥ・チェン。いずれの役柄も学生服姿が多い中、娘役の時に着ている私服のブランドはとの問いに?

 台湾ローカルの人気ブランド『a la sha』のものです

 との回答を入手。なお、ブランド名は上海語とフランス語をかけ合わせた言葉で「未来へ続いていく」といった意味なのだとか。

 そして最後に、彼女おすすめの台北のショップは、

 『mogu(蘑菇)』というオリジナルの可愛いバッグや雑貨を売っているお店です

 とのこと。次回の台北旅行に向け、「must see or buy」リストに加えてみたく!

 

 
5月28日よりシネマート新宿・シネマート心斎橋ほか全国順次公開
©South of the Road Production House



うさみ・ひろこ 東京人。音楽、アート、ファッション好きな少女がやがてFMラジオ(J-wave等)番組制作で長年の経験を積む。同時に有名メゾンのイベント、雑誌、書籍、キャセイパシフィック航空web「香港スタイル」での連載等を経て、「Tokyo Perspective」(英中語)他でライフスタイル系編集執筆を中心に活動中



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