“ワン”ダフルサマー21(宇佐美浩子)

2021/08/03 06:00 更新



「暑中お見舞い申し上げます」

と、思わず季節の挨拶を書き出したくなる郵便ハガキとポストが、渋谷PARCO8Fの「ほぼ日曜日」で、現在開催中(~8月22日)の展覧会「YOKOO LIFE 横尾忠則の生活」で、展示&設置されています。

しかもあて先は、なんと「横尾忠則様」と印刷済み!

さすが「ほぼ日」ならではの心憎い数々の「しかけ」に今回も脱帽。

何しろ美術家の展覧会なのに、作品と称すべき「絵」はなく、むしろ刺激的な言葉、アロハシャツやLPのコレクション、さらに入院時をイメージしたモデルルーム的「病室」など、稀有な構成で…

そのエンディングとして、上記画像に映り込むポストと自転車、そして来場者に用意されたハガキが登場。実はそれもまた「しかけあり」でして―

  • 若かりし頃の横尾さんの夢は郵便局員
  • 車の免許は持っておらず、もっぱら移動は自転車

よって展覧会終了後(予定)、郵便局員に扮したスタッフが横尾忠則様宛のハガキをご自宅まで自転車で運ぶ、そんなストーリー仕立てのプロジェクトが(本展にも登場の)横尾家秘伝のカレー同様、濃厚な隠し味が満載!

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さてここで、本展にも登場した「横尾只海苔」からの連想ゲーム的発想ですが、渋谷のアイコン的動物と言えば?

忠犬(≠ただいぬ)ハチ公

日本では『ハチ公物語』(1987年8月1日公開)というタイトルで映画化され、そのリメイク作品『 Hachi: A Dog's Tale (邦題『HACHI 約束の犬』)』(2009年公開、同年8月8日に日本公開)がアメリカで公開になり、話題を集めたことで知られている。

ちなみに、監督は「犬の映画を撮らせたらこの人!」と、筆者的には称賛しているスウェーデンのラッセ・ハルストレム。中でも『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』を初めて鑑賞した時の、温かな感動が今なお忘れられない!


さて、ジャンルは異なるものの作り手の「犬への愛」あるまなざしが共通項と言えるLIFE はしもとみお彫刻展(~8月9日)が、前述の展覧会と同じ館の階下「PARCO MUSEUM TOKYO」で開催されている。

作家の愛犬・月君が「招き犬」のごとく、彼女のアトリエを模した空間で歓迎してくれる本展。そこには動物の肖像彫刻家ならではの温かくて力強い、生命の息吹が香る木彫りの作品群が、いつしか夏気分をアップする森や海辺の生き物たちとの、ヴァーチャルな出会いを楽しむ旅へと誘ってくれる。

というワケで、「“ワン”ダフルサマー21」と題して、暑いひと時を「犬」と共に楽しむプランをシェアするのが今回の「CINEMATIC JOURNEY」。

その背景には、以前に比べて「LIFE with DOG」の上昇を感じさせる傾向にあるから。それでは早速、現在公開中の犬部!の魅力をご一緒に!


北里大学獣医学部に実在した、本作と同名の動物保護活動のサークル「犬部」。そもそもリーダー格の獣医学部生、花井颯太(林遣都)は子供の頃から動物保護がライフワークという筋金入り。同様に犬好きの同級生の柴崎涼介(中川大志)ほか二人が加わり、4人で創設。

やがて颯太は「どんな動物も助ける」動物病院を開業し、涼介は動物愛護センターへ、とそれぞれの道を歩む中、難題解決へと挑み続ける彼らの犬愛はいかに…

世代毎に異なる思いと愛情を抱きつつ共生する、犬や猫とのライフスタイル。

単なるペットというカテゴリーではなく、より家族的絆でつながる関係性に注目したい昨今。それは出演する犬たちからも、学びの機会を得られると思う。

本作に出演した動物たちの手配やトレーナーを務める「ZOO動物プロ」のスタッフのコメントの内、注目すべきいくつかを下記にシェアしたく。(本作資料より引用)

  • 主演の颯太の相棒「ちえ」は、仔犬の際、土に埋められていたところを保護。
  • 出会った子は何があっても運命と思って受け入れる『覚悟』こそが、一番大事。
  • 動物には人を変える力がある。

本作もきっと同様の何かを観る者たちと共有することになるはず。


犬部!

全国ロードショー中

配給:KADOKAWA

©️表記:© 2021 『犬部!』製作委員会

「“ワン”ダフルサマー21」と題し、「犬」と共に楽しむ夏のプランをシェアする今回の「CINEMATIC JOURNEY」。ゴールは、ベイエリアにたたずむ「ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ」にて今年初めにオープンした「ドッグフレンドリーラウンジ」にて愛らしいワンちゃんがお待ちかね。


しばしば愛犬家の友人たちから耳にしたことのある「旅行に行く際、犬を同行できなくて…」といった台詞。それぞれ事情は異なるものの、できれば一緒にバカンスを楽しみたいと思うのが、前述のシネマにも通じる犬との家族愛的台詞ではないかと。

そこで、あれこれリサーチを重ねる中、愛犬と共に「+a」な楽しみと学びの機会を得るプランに遭遇。それは「わんちゃんリフレ付き宿泊プラン」なるもの。

人間と変わらず犬も首の付け根や足、背中、お腹、顔や耳などにツボや反射区があり、英国式リフレクソロジー「クイーンズウェイ」のセラピストが、愛犬の健康維持増進に効果的なあんま指圧やマッサージ、ヒーリングタッチなどのエッセンスを融合させ、完成したオリジナルマッサージで、愛犬の全身を優しくトリートメントしてくれるという内容。

国内外の様々な国籍のトリートメント体験者の筆者としては、想像しただけでも夢見心地な犬のキモチになってしまう。


事前カウンセリング&ボディチェックにはじまり、トリートメント、そしてフィードバックまで約1時間、目の前で行うセラピストの施術を拝見しつつ、自宅でも活用できるリフレの技を伝授下さるというおまけつき。 

人間専用の「和-NAGOMI- LOUNGE」などのラウンジに負けず劣らず、愛犬と一緒にチェックイン&アウト、またドリンクやスナック、ワンちゃん用のおもちゃやリードやお散歩マップなど、充実のサービスも人気だそう。

東京ベイのゆったりと広がる水面も一緒に眺めるひと時も心地よさげ!

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うさみ・ひろこ 東京人。音楽、アート、ファッション好きな少女がやがてFMラジオ(J-wave等)番組制作で長年の経験を積む。同時に有名メゾンのイベント、雑誌、書籍、キャセイパシフィック航空web「香港スタイル」での連載等を経て、「Tokyo Perspective」(英中語)他でライフスタイル系編集執筆を中心に活動中

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