ジュエリー職人貞清智宏とデザイナーの稲沼由香によるジュエリーブランド「ハム」は、神宮前の旗艦店「ハムジングウマエアトリエ&ショップ」を拡大し、リニューアルオープンした。
これに伴い、19年より福岡の那の川でハムが運営していた彫金教室「ワークショップナノカワ」を同店に移転した。これまでショップ兼アトリエだったスペースは、アトリエ兼オフィスに。その旧ショップスペースとマンションのエントランスを挟んで反対側の空間を新スペースとして新たに加え、ショップ兼彫金教室として使う。総床面積は約2倍の166平方メートルとなった。
店頭では、通常のコレクションに加え、リニューアルを記念した数量限定の一点物も販売する。様々なカットやシェイプのダイヤモンドを七つセッティングしたリング(44万3300円~)も並ぶ。
彫金教室は全8席。ジュエリー製作用の設備や関連の文献などが揃う。
ワークショップや教室を続けてきたことについて、貞清氏は「ジュエリーがダイヤモンドの4Cや価格だけで語られがちで、あまりにその背景を知らない方が多い」とし、物作りの背景について「もっと知ってもらえたら」との思いがある。
同教室ではリング製作を軸にし、体験プログラムやレッスンA~F、全56課題から構成するベーシックプログラムを設けている。