細尾 西陣織の世界を身近に表現 「帯以外の可能性を伝えたい」

2024/03/27 08:00 更新有料会員限定


西陣織で生活空間を提案する京都の旗艦店

 西陣織の細尾(京都、細尾真孝社長)は、家具・インテリア、バッグ、雑貨などのBtoC(企業対消費者取引)製品を通じ、自社の世界を伝えることに力を入れる。「帯以外の可能性があると日本の人にも知ってもらいたい」(細尾社長)と、海外ブランドとの協業で高まった認知をより深く理解してもらう狙い。

(中村恵生)

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 創業300年を超す老舗は西陣織を製造するほか、卸として各地の和装生地を販売してきた。海外販路の開拓に挑むなか、12年に150センチ幅のジャカード織機を開発、32センチ幅で帯向けだった技術を広幅に活用、「ディオール」の店舗内装をきっかけに海外ブランドからの支持が広がった。

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