香港の機能素材メーカー、コンフィニット(ケニス・リー社長)は吸水速乾性に焦点を当てたテキスタイル「コンフィニット」を開発し、グローバルな販売に力を入れている。マサチューセッツ工科大学(MIT)などとの産学研究で機能や効果を追求し、スポーツウェアのほか、優れた汗処理性によるアトピー患者へのケア商品としても訴求する。
(中村恵生)
リー社長は、香港のテキスタイル企業、信望紡織國際(ウェルシー・ステップ・インターナショナル)の2代目だ。新素材のコンフィニットを拡販するために、新会社を設立した。
コンフィニットは、吸水速乾性に特化している。気相や液相の汗を素早く吸水・拡散・蒸発できるよう、疎水性の合繊に対する吸水機能の付与や、平面ではなく3次元の拡散構造など、数理モデルを使いながら3層構造のニットで機能性を追求した。素材はPLA(ポリ乳酸)、ポリエステルなど様々に組み合わせられる。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!