裏表・前後のない肌着のオネスティーズ(大阪府泉佐野市、西出喜代彦社長)は、着心地を追求したジャケットに合うTシャツを開発した。9月5日から応援購入のマクアケで先行販売を始めている。
裏表・前後のない機能に加え、腕がすっと入りゴワゴワしない袖回りの設計、ジャケットに合うようミリ単位で調節した着丈、20パターン以上試作を繰り返した半月状の襟元カーブなど、各所に工夫を凝らした。
素材は和歌山県のニットメーカーのエイガールズと協業。手摘みオーガニックコットンを使用し、特殊シルケット加工を施した毛羽の少ないコンパクトヤーンで仕上げている。銀イオン、シルクプロテイン加工を加え、抗菌防臭性も持たせた。ブランドロゴのタグの中に品質表示タグを入れるという「伸びるネームタグ」も新たに開発(特許申請中)した。
メンズ、レディスは各3サイズ、キッズは110~150センチの5サイズを揃える。白、黒、黄、グレーの4色。メンズ・レディスで税込み8800円(マクアケでは先行割引販売)、キッズで5500円を予定している。
同社は、ピクルスやドレッシングの「いずみピクルス」や泉州野菜を使ったカレーやカフェなどを展開するNSWが母体。裏表・前後のない肌着は、時間のないママやハンディキャップを抱える人や高齢者に向けて開発した商品で、20年から本格販売した。ユニバーサルデザインのほか、地域貢献を強く意識した様々なビジネスモデルも注目を集めている。
