ベトナムのホーチミン高島屋がにぎわっている。新型コロナウイルスの影響で、20、21年度は苦戦したが、1月ごろから客数がピークだった19年並みに戻り、今期は過去最高の業績を目指す。
(高田淳史)
同店はホーチミン市中心部に16年に開業したSC「サイゴンセンター」の核テナントで、売り場面積は1万5000平方メートル。19年まで順調に伸ばしていたが、新型コロナでブレーキがかかった。
昨年ベトナムでは外出禁止など厳しいコロナ対策が取られ、同店は4カ月間ほぼ営業ができなかった。前期の営業収益は約13億円と大きく減ったが、営業赤字はコスト削減などで7900万円にとどめた。昨年10月6日から営業を再開し、徐々に回復。今年に入り好調だった19年並みに戻った。