ほぼ日、キャンプ用品に参入 「ゼインアーツ」小杉氏と協業

2023/11/14 06:30 更新


自社ブランド「ヨゾラ」を立ち上げ、第1弾としてテントを開発した

 ライフスタイルグッズなどを手掛けるほぼ日(東京)が、24年からキャンプ用品市場に参入する。自社ブランド「ヨゾラ」を立ち上げ、第1弾としてテントを開発した。製品化にあたり、キャンプギアクリエイターの小杉敬氏と協業した。業界の既成概念にとらわれない手法で、市場開拓に挑む。

 テントのコンセプトは、「美しいシルエットで、誰でも簡単に設営できる」。構造がシンプルな1ポールタイプで、4人用(コハク)と2人用(コハクデュオ)の2種を出す。コハクはテント本体で税込み10万円以下、インナーテントは2万円以下。24年1月からほぼ日のウェブサイトで予約を受け、春以降に納品する。今後はテント以外も開発し、他のクリエイターとの協業品や自社企画品も出す。

複雑そうに見えるが、簡単に設営できるというテントのコハク

 製品開発や販促では、ほぼ日らしいユニークな手法を採る。まず、「面倒くさいのに、なぜキャンプをするの?」と、自社社員やアウトドア関係者に尋ね、その結果をほぼ日サイト内のコンテンツにした。商品開発などのヒントにしつつ、読み物企画とした。9月には登山専門誌『ランドネ』の元編集長、佐藤泰那さんもプロジェクトメンバーに加え、話題になった。

 協業する小杉氏は、「(オリジナルブランドの)『ゼインアーツ』ではリーチできない人に、自然の素晴らしさを伝えられると思い、オファーを受けた。私たちとは異なるやり方でユーザーにアプローチしており、勉強になる」と話す。

生活に浸透した

ヨゾラプロジェクトリーダー平野さゆりさんの話

プロジェクトリーダーの平野さん(左)と元『ランドネ』編集長の佐藤さん

 キャンプは心身をリフレッシュする身近なレジャーとして、多くの人の生活に浸透したため、ほぼ日として取り組むことにした。乗組員(社員)向けに意識調査すると、キャンプに行きたいかを漠然と聞く設問ではネガティブな回答が多かったが、「同僚に誘われれば行くか」との問いに「行かない」と答えた人は6%しかいなかった。つまり、キャンプに行かない人は未知の世界をイメージできないだけ。それが具体的に分かれば、行かない理由を少しずつ取り除けると思う。

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