H&Mジャパンが古着回収サービスを強化 国内リサイクル会社と提携

2022/05/31 11:00 更新


 H&Mジャパンは、よりサステイナブル(持続可能)な古着回収サービスを目指し、古着リサイクル業のファイバーシーディーエム(大阪府泉南市)と新たにパートナーシップを結んだ。国内のH&M店舗で回収した全ての衣類をファイバーシーディーエムが仕分け、輸送面での環境負荷や物流リスクの軽減などにつなげる。

【関連記事】H&M 古着回収サービスのクーポンを紙からデジタルへ

 H&Mは、資源を最大限に活用し、廃棄物を出さない循環型ファッションを目指し、古着回収サービスを行っている。13年から世界中で導入し、国内の全店舗で実施。不用になった衣類やカーテンなどのホームテキスタイルをブランドや状態にかかわらず回収する。1袋の持ち込みにつき3000円以上の買い物に使える500円分のクーポンやポイントを提供する。

 回収した衣類は一切廃棄しない。状態に応じて古着として再販売、リメイクや清掃用品などに作り変えて再利用するほか、新たな繊維や自動車の資材などに活用する。これらに使えない場合はエネルギーとして利用する。国内では13年以降、衣類累計6733トン(Tシャツで約1346万枚相当)を回収している。

関連キーワードサステイナブル



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事