物を売るため、ブランドを周知するため、欠かせないツールとなったSNS。たった一度の投稿でもバズれば、その影響力はひとしおだ。いかにわかりやすく、楽しんで見てもらえるか。アパレルでは、その人らしい着こなしや解説が肝になる。24年春夏にSNSでバズった商品の裏側を投稿者に聞いた。
「格好良い」からぶれない
アダストリア「スタディオクリップ」ブランドプレス meiさん
社内でもファンが多いという「スタディオクリップ」ブランドプレスのmeiさん。昨年末にスウェットシャツの着方を取り上げたリールがバズり、この半年でフォロワーが10万人以上急増。現在、インスタグラムで約15万人のフォロワーを持つ。ナチュラルテイストのブランドの中で、クール系のスタイルを発信しているのが魅力だ。
従業員がコーディネートを発信する「スタッフボード」で殿堂入りしており、同社他ブランドの商品紹介を行うことも。今春夏はランジェリー「ビジュリィ」のブラトップ3型の着回しをリールで発信したところ、投稿した日を含む5月27日からの週の売り上げ(ECのみ)が前週比367%となった。