エルメス、新アトリエ開設 ハンドバッグ需要に対応

2018/04/17 04:25 更新


 【パリ=松井孝予通信員】仏エルメスは、仏東部フランシュ・コンテに国内で16番目となる革製品のアトリエを開設した。エルメスは年々高まるハンドバッグの需要に応じるため、この5年間に4億2000万 ユーロ を投じ仏国内に六つのアトリエを開き、1650人の職人を雇用した。それぞれのアトリエで働く職人は300人以下で、エルメスのアクセル・デュマ代表は、「従業員数がそれ以上になるとアトリエではなく、工場になってしまう」とし、「私たちの大変細かい手仕事に、何も秘密はない。生産力増には雇用しかない」と強調した。同社は20年に向け、仏国内に新たに二つのアトリエを増設する。

 また同社は昨年6月のカナダ、10月の米国に続き、欧州18カ国のオンラインショップ(仏・独・スペイン・英語)を刷新した。



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