エルメス銀座店、ケリーから着想したジュエリーの展覧会を開催

2022/11/21 10:59 更新


ケリーのストラップを交差させたネックレス「ケリー・ガブロッシュ」

 エルメスは東京・銀座の旗艦店で、メゾンを象徴するバッグ「ケリー」から着想したジュエリーの展覧会「ケリーモルフォーズ」を開いている。11月27日まで。エルメスのジュエリー部門のクリエイティブディレクター、ピエール・アルディがデザインするジュエリーコレクション「ケリーモルフォーズ」が勢揃いする。パリなど世界を巡回した展覧会のラストとなる。

 コレクションには、ケリーを形作る上で欠かせないディテールが随所に落とし込まれている。2本のストラップや留め具、カデナ(南京錠)、バッグの鍵を包む小さな革の鞘(さや)クロシェットなど。それらがジュエリーのパーツとなって遊び心あるモダンなデザインとなった。

 アーティストのマティアス・キスによる透明感のある空間演出のなかジュエリーが揃った。展示の中でひときわ目を引くのは、ケリーのストラップを忠実に形にしたネックレス「ケリー・ガブロッシュ」。ダイヤモンドを全面に敷き詰めたストラップが、軽やかなスカーフのように優雅に交差する。バゲットカットのダイヤモンドが整然と並ぶ「ケリー・バケット」のチョーカーやブレスレットもシャープな輝きが現代的だ。

 他にも自由な発想のデザインが充実する。「プレシュー」は、ミニチュアサイズのケリーバッグをチャームにしたもの。シャツなどに重ねて使うボディージュエリーも展示されている。素材はピンクゴールドやブラックスピネルなど。ハイジュエリーでは珍しく、コンテンポラリーなアイテムの一つとしてシルバーのジュエリーも展示されている。

ケリーをミニチュアサイズで表現したジュエリー「プレシュー」


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