平和堂、衣料品部門の10%増収を目指す PB拡大、30~40代強化

2023/07/03 06:27 更新有料会員限定


ショップ型売り場の「ルカキューブ」など30~40代向けMDを強化する

 量販店の平和堂(滋賀県彦根市)は今期(24年2月期)、単体の衣料品部門の売上高で10%増を目指す。今期に入ってコロナ禍からの回復傾向が顕著となっており、「今年は花火大会や海水浴、プールも再開されるので、ゆかたや水着に期待」(藤田幸之助執行役員衣住統括兼ショップ事業部長)している。全社方針と同様にPBを拡大し、30~40代の子育て世代向け販売を強化することで、衣料品部門の収益性を改善させる。

(小田茂)

 衣料品部門は前期、収益認識に関する会計基準の適用前数値で売上高253億7600万円(前期比4.9%増)、既存店売上高5%増と回復した。既存店の商品別売上高ではインナーウェア2.1%増、レディス6.5%増、子供服ベビーとメンズ、靴鞄(かばん)服飾が各5.9%増と、全般的に回復基調となった。

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