90年代後半から00年代にかけて、本紙にストリートスナップの記事をたびたび掲載していました。30年近く前の、都会の一瞬を切り取っただけの記事ではありますが、その背景を店や企業に取材し、ときには売り上げなどの数字も入れていて、当時の商売の動きも少しわかります。“平成リバイバル”など様々なレトロが注目を集めている昨今、改めて読み返すことで、ビジネスに通じるヒントが見えてくるかもしれません。ベテラン記者が振り返ります。
※本文は読みやすく直しています。社名やブランド名などは原文のまま掲載します。
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ストリート脚事情 網タイツの次はカラフルソックス&突然ナマアシ
2001年2月28日付

網タイツの次は脚のファッションがどうなるのか気になるところだ。ストリートでは、ナマアシと足首までのソックスが増殖中。どちらもサンダル、ミュールに合わせている。
ソックスはグリーンやオレンジ、ラメゴールドなどカラフルなものばかり。原宿では一気に広がりそうな気配だ。ソックスは膝丈のふんわりスカートやデニムのタイトスカートとの組み合わせ。クロップトパンツやローライズの七分丈ジーンズなどパンツ組は、裸足のままミュールやパンプスを履いている。もう一つマークしたほうがよさそうなのはレッグウォーマー。デニムのミニスカートとパンプスに黒のレッグウォーマーを合わせていて、80年代に大流行した時の格好そのままだ。
渋谷では断然ナマアシ。109の周りでは、ショップスタッフの休憩時間ともなると一大勢力になる。ショップのイエローブーツやエゴイストでは全員そろってナマアシになっている。ミニスカートとデニムパンツが売れているので、網タイツの次は突然ナマアシに間違いナシ、といった感じだ。
《記者メモ》
網タイツが流行していたのです。私も毎日網タイツで、たくさん持っていました。なのでレッグ市場では、次は何?だったのですが、答えは生足(なまあし)で苦戦、でした。
(赤間りか)
