エイチ・ツー・オーリテイリングは、9月末から「阪急阪神百貨店アプリ」サービスを開始する。同アプリとグループ共通ID「H2O ID」との連携も本格的に開始する。30年度に百貨店アプリ会員300万人、グループ共通ID会員1000万人を目指す。
百貨店アプリはH2O IDとの連携で、自社カードの購買情報に加えてイベント予約、お気に入り情報などの顧客データも可視化できるようになる。顧客の〝解像度〟を高めることで、情報発信、サービスの精度向上を進める。アプリ会員は、アプリ限定のクーポンの受け取りや、ホワイト(年間購入額10万円以下)からダイヤモンド(300万円以上)の六つのステージ別の独自のカスタマープログラムの特典を受けられる。
H2O IDは、23年に大阪府高槻市で始めた食サービスアプリ「まちうま」から開始したグループ共通ID。兵庫県川西市で実証実験している健康マネジメントサービス「まち健」や阪急阪神Eストアーズで登録を進めており、会員数はこの8月末で100万人を超えた。来春に開始予定の食品スーパーのアプリや新規サービス開発もH2O IDに顧客IDを一元化する。
グループの顧客データ基盤の統一で、精度の高いデータ分析やプロモーション・マーケティング支援が可能になるとみている。グループ内利用にとどまらず、顧客データ活用ビジネスの外販も計画している。