楽天ファッション・ウィーク東京27年春夏が8月31日から始まる。9月5日までの会期で、公式デザイナーショーの参加ブランドは24。ショーに挑戦し続ける若手の3ブランドに今の気持ちを聞いた。
(須田渉美)
インディー感を持つ意識
「ユウショウコバヤシ」 小林裕翔さん

19年にブランドを始めたときから服の作り方も含めて、基本的にやっていることは変わりません。それが良さであり、課題なのかなとも思います。変わったのは、ショーや店に来て頂くお客さんが増えて、チームに関わる人数が増えたこと。公には今回からデザイナーは僕と上原碧海の2人になりました。彼女は学生時代にインターンで働いて、社員になって今はニットの大半を担当しています。制作チームは合計で10人ほどになりますが、僕がこういうものを作りたいと伝えて、力量のあるスタッフにはデザインも任せているので、僕だけがデザイナーっていう感覚はないんです。
SNSのプロフィルにも書いていますが、僕たちは東京のインディーズブランドです。ブランドであって、作家ではありません。インディー感、インディペンデントな気持ちを持って、手探りでブランドを運営してきました。靴など専門技術が必要なもの以外は、自社でDIY的に作っています。ただ、手作りとかハンドメイドという言葉で説明するのは好きじゃない。どんなものでもどこかに人の手が入っていますし、それが特別なことではないと思う。制作の場はアトリエではなく、スタジオって呼んでいます。次のシーズンからプリント製品で工場の量産も入りますが、仕上げは自分たちでやります。
