「デザイン・Tシャツストア・グラニフ」を運営するグラニフ(東京)は、ブランドディレクターにユニット・ワン代表の勝部健太郎氏を迎えた。勝部氏は、新生銀行、メルセデス・ベンツ、ユニクロなどでビジネス構築やマーケティングの実務を経験。良品計画の「無印良品」のスマートフォンアプリ「ムジパスポート」の企画・開発・ディレクションなども手掛けてきた。現在はバルミューダのブランドディレクターも務めている。
グラニフは昨年、アパレル業界のECを飛躍させてきた村田昭彦氏が代表取締役社長に就任した。以降、新体制の下でグラフィックデザインを軸にしたビジネスモデルを強化し、テーブルウェアも販売するなど、新たな店作りを進めてきた。
勝部氏は6月1日付で同社に参画。7月1日にはブランド戦略室を設立し、同部署でブランドディレクターを務めている。ブランドディレクションを進めるとともに、組織作りやビジネス、コミュニケーション開発の立場からブランド構築を担っている。グラフィックデザインを通じた良い暮らしの提案を目指すとともに、グラニフの成長を加速させる。
グラニフは9月1日にブランドロゴの刷新を予定し、9月8日には旗艦店の出店も控えている。2月に閉店した東京・明治通り沿いの原宿店があった場所に再び店を開く。新たなロゴと旗艦店で、ブランドの新しいイメージを発信する考えだ。