「ゴールドウイン」 10年で500億円規模へ

2024/05/01 17:00 更新


 ゴールドウインは4月30日、中期ビジョン説明会を開き、「ゴールドウイン」ブランドの売上高を33年3月期までに500億円へ引き上げると発表した。4月10日には中国本土での事業拡張を担う合弁会社を設立。今後は日本・中国本土・韓国を中心に、ブランドの存在感を高める。

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 ゴールドウインブランドを、パフォーマンス性とファッション性を備えた「プレミアムスポーツブランド」と定め、「ザ・ノース・フェイス」に並ぶ主力ブランドとして育成・拡大する。21年12月に開いた直営店「ゴールドウイン北京」が、丸の内店(東京)、原宿店(同)を上回る販売規模となっていることなどから、「出店のポテンシャルが大いにある」(渡辺貴生社長)として中国での出店強化を決めた。新設した合弁は、高得運蘇州商貿(江蘇省常熟市)。ゴールドウインが65%、残りを中国本土での出店や店舗・EC運営、FC開拓、政府・地方行政との折衝にたけた現地企業、SGARが出資する。ゴールドウインは商品企画・生産・マーケティングを担う。5月7日にはコーポレートロゴとブランドロゴを統一。企業の新ミッションも「企業価値を高めながら、地球環境を改善するための事業を加速すること」と定義した。

 同社が26年に富山県で開業を予定していた自然体験施設「プレイアースパーク・ネイチャリングフォレスト」は、能登半島地震の影響を受け、開業時期を27年初夏へ延期する。また、同プロジェクトに参画するガーデンデザイナーと建築家も発表。現在計画しているランドスケープデザインには世界的ガーデンデザイナーのダン・ピアソン氏、建築計画を取りまとめるマスターアーキテクトには、新素材研究所の榊田倫之氏を起用した。



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