メンズニットのジム、暖冬対策を強化 長く着られる羽織り物を提案

2025/01/23 06:27 更新NEW!


異素材コンビでアウターにもミドラーにも

 メンズニット専業のジムは25年秋冬物で温暖化対策として、異素材の羽織り物を強化するとともに、ハイゲージのセーターを拡充する。全て日本製。卸先の大手セレクトショップや有力個店などでは「仕入れを抑えている防寒アウターに代わるアイテムとして期待が大きい」という。

 暖冬でダウンジャケットや厚手のコートなどが苦戦を強いられる中、異素材コンビの羽織り物を長い期間着られるアイテムとして提案する。ウールニットの前身頃をナイロンやスエード調コットン、圧縮ニット、裏毛などに切り替え、アウターにもミドラーにも使える。「インポートブランドが高騰する中、日本製の付加価値が高い商品にはシェアを拡大するチャンスがある」と八木原保会長兼社長。羽織り物では数シーズン人気のモンゴルカシミヤ100%を使ったミドルゲージニットも継続して力を入れる。

 12~18ゲージのセーターではモンゴルカシミヤ100%の紡毛タイプで組織柄を部分的に使った甘編みのクルーネックを新たに出す。定番では新色を加え23色で訴求する。8月以降の端境期企画として梳毛の「プラチナファインメリノウール」で14ゲージのクルーネックやスーパー140ウールを使った30ゲージのVネック、シルク100%のセーターなどを揃える。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事