《トップに聞く》古橋織布社長 古橋佳織理氏 働きやすさ重視で人材強化

2024/04/05 13:00 更新有料会員限定


古橋佳織理氏

 遠州産地で、高密度の平織りのシャツ地を強みとする古橋織布は、働きやすさを重視した現場の改革を進めている。3年前に4代目社長に就いた古橋佳織理さんは就業時間の短縮や賃上げを促進。ブラックと思われがちな物作り現場のイメージ払拭(ふっしょく)を狙う。

(森田桃子)

 当社は1928年に創業し、200種類以上ものオリジナルの平織りを世に送り出してきました。特徴は綿、麻などの天然素材の持ち味を生かして多彩な表情の生地を生み出すこと。シルケットや縮絨(しゅくじゅう)加工をかけず、織りの密度や糸の太さの組み合わせでハリや凹凸を出すことができます。特に20台揃えるシャトル織機を改良して、経糸の開口装置の開口を広げることで、高密度な織布を実現しています。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事