福岡にビームスデザイン監修の都心型アウトドアパーク

2018/09/26 10:59 更新


 福岡市中央区の舞鶴公園に、バーベキュー(BBQ)やカフェ、ランニングなどを気軽に楽しめる都心型アウトドアパーク「グリーンマジック舞鶴」(面積2500平方メートル)がオープンした。飲食店経営や公園施設のコンサルティングを手掛けるパーレイ(東京)が企画・運営し、ビームスのライセンス事業ブランド「ビームスデザイン」が空間やプロダクトのデザインを監修している。BBQ施設とカフェを先行させ、10月20日にランニングステーションと図書館がオープンする予定。

 同施設は隣接する大濠公園との一体的な活用をするために福岡県及び市が進める「セントラルパーク構想」の先駆的事業としてスタート。都市型ライフスタイルの創出、交流の場づくり、防災拠点としての機能整備の三つのテーマに基づき公募された。

 パーレイは現在、千葉や茨城、沖縄などで8施設(うち公園施設は4)を運営しているが、ランニングステーションの設置は初めて。福岡では3年間の契約としており、毎年3~10月の期間限定となる。

 BBQ施設はテーブルとソファの両タイプで合計31サイト。食材付きプランやゴミの持ち帰り不要など利便性を追求した。カフェは30人定員のソファ席を設け、ハンバーガーなどの軽食のほか防災食メニューの提供・販売も行う。また災害時には防災拠点としての機能も担い、約300人の3日間分の食料備蓄も行う。

 ビームスデザインとの協業ではグリーンマジックオリジナルの防災リュックのほか、Tシャツ、パーカ、コップなどを開発・販売するほか、施設スタッフのユニフォームを制作した。

 10月に開設するランニングステーションには、ロッカー30個とシャワールーム3室を備える予定。来場者数の年間目標は2万人。

キッチンカーを備えたカフェ施設(写真手前)の奥にバーベキューサイトが並ぶ


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