【今日は何の日?】『悲しみよこんにちは』の部屋着

2017/09/24 04:24 更新


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 2004年9月24日は、フランスの小説家、フランソワーズ・サガンが世を去った日です。69年の人生でした。

 本名はフランソワーズ・コワレ。サガンの筆名は、マルセル・プルーストの小説の登場人物「プランセス・ド・サガン」から得たもの。マルセル・プルーストを尊敬していたから。この話は『悲しみよこんにちは』の翻訳者、朝吹登水子の「あとがき」に詳しく出ています。

 朝吹登水子は1954年ごろ、サガンに会っています。パリの自宅を訪ねて。そのころは両親と大きな自宅に住んでいた。朝吹登水子がサロンで待っていると「パジャマの上に水色の水玉の部屋着を着たかわいい少女が立っていた」。

 もちろんサガンです。そしてまた『悲しみよこんにちは』を開いてみると。「父が豪奢(ごうしゃ)な水玉の部屋着を着て現れた」これは物語の主人公、セシルという17歳の少女の父の朝の様子。「水玉の部屋着」が偶然なのかはわかりませんが、少なくともサガンが「水玉の部屋着」になんらかの愛着を持っていたことは間違いないでしょう。(服飾評論家・出石尚三)

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