子供服のF・O・インターナショナル(神戸市)は、卸向け25年盛夏~初秋物展で、盛夏向けの商品を増やした。夏が長くなっていることに対応し、素材やフォルムで涼しさを感じられる商品を充実している。
(金谷早紀子)
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アメカジの「F・O・キッズ」は、型数を20%縮小し、盛夏物を増やして初秋物を減らした。強みのパンツでは、透け感の少ないメッシュ素材やワッシャー、プリペラ、サッカーなど通気性や生地の凹凸で清涼感を出した。虫除け加工したサッカーのパーカ(税込み4290円)は、ゆったりめのシルエットで、後ろ身頃にはベンチレーションを付けた。
女児向け「セラフ」は、涼しげなワンピースを充実した。接触冷感機能付きジャージーのヘムワンピースや、肩出しのティアード、レースのパッチワーク風や、チュールビュスティエとジャージーワンピースのセットなど。手頃な価格の「まいにちワンピース」(2090円)は、価格以上の価値を出すために、先染めチェックやストライプの生地を使用し、タック袖のデザインにした。
EC販売も強化する「ピードットプルミエ」は、初秋物は作らず盛夏物に絞った。トップのバリエーションを増やし、薄い天じくにストレッチを利かせた総柄プリントTシャツや布帛のパフスリーブ付きペプラムTシャツを作った。今夏の猛暑で販売好調だったタンクトップは、無地に配色のパイピングを利かせたリブとボーダーや花柄の総柄リップル(1100円)を揃えた。