F・O・インター、SNS世代の親子向け「ウェルホール」

2018/06/01 06:26 更新


 子供服のF・O・インターナショナルはSNS世代の親子に向けた新ショップ「ウェルホール」の1号店を、ららぽーと名古屋みなとアクルスに9月下旬に開設する。3月にデビューしたガールズブランド「オールオルン」とパパ目線で作られた親子の機能性グッズ「パパパパーク」のほか、独自にセレクトしたブランドを揃える。来春開設する2号店からはユニセックスの「トラニカ」と、レディス・ガールズの「ミーンヌナ」の二つの新ブランドを加え、EC販売も行う。3年後には15店強とEC3、4店で展開し、売上高は計17億~18億円で、黒字化を目指す。

 ウェルホールは「大人でも子供でも着たくなるようなファッションを提供し、価値観を共有できる店」を目指す。ママ・パパの感性で「自分が好きな服を子供にも着せたい」と思うブランドを提案する。コンセプトやテイストが近いブランドをインショップ形式で導入する。1号店は売り場面積約78平方メートルで、初年度7000万円の販売を計画する。

 オールオルンは、「大人への近道」がコンセプト。インスタ映えを意識した親子の外出着やファッションの変化から「子供に少し大人びたよそ行きの服を着せたい」という需要があると見る。直営店「ブリーズ」とECで3月に発売したが、それに先立ち、インフルエンサーを招いたイベントを実施し、ブランド認知の浸透を図った。来春からはウェルホールとECのみで販売する。90~140センチ。

 パパパパークは雑貨のブランド。帽子やバッグ、シューズが中心で大人要素が強い。トラニカはトドラーで、大人服を意識したミニマルなデザイン。素材や機能性にこだわったベーシックな商品群で、男女の垣根を作らないユニセックスの商品で構成する。100~150センチ。ミーンヌナは、女子と母親が揃いで着られる服で大人っぽいテイスト。サイズはXXS~M。

 全ブランドの中心価格帯はTシャツ1900~4900円、シャツ、トレーナー2900~4900円、ボトム、スカート2900~5900円、ワンピース2900~6900円、アウター3900~1万4900円など。

9月に開業する「ウェルホール」1号店 


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