【ミラノ=高橋恵通信員】「サルヴァトーレフェラガモ」は、英国人デザイナーのマクシミリアン・デイヴィスが3月16日付でクリエイティブディレクターに就任すると発表した。デイヴィスは英国マンチェスター生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、20年に21年春夏コレクションで自身のブランドでデビュー。エレガンスと色の感覚、文化的にハイブリッドな視点などで高評価を得た。両親はジャマイカとトリニダード・トバゴをオリジンとし、それがアイデンティティーの一部として彼のクリエイションのインスピレーション源となっている。
フェラガモグループのマルコ・ゴベッティCEO(最高経営責任者)は、「彼の明快なビジョンとそれを実現する力、美学への強いこだわりは、ミレニアル世代の中で最も輝かしい才能の一つ」とし、「ブランドが築いてきた創造性、クラフトマンシップ、洗練、そして人間の素晴らしい価値というヘリテージに、エキサイティングで新たな章がつづられるだろう」と期待を込める。
マクシミリアン・デイヴィスは「伊の革新的クラフトマンシップと高い品質を基盤として、自分のビジョンを表現するのが待ちきれない」と語った。